お子さんに「友達が少ない・いない」と心配なさっているママへ

子育てSOS

心とからだの不調をケアする仕事に就いて20年になります。

何千人、何万人の人生をかなり近い距離でみてきました。なかにはその方々の人生に伴走しながら、時には背後から見守り、時には手本を示すように少し先を歩いたり――。

そこで今回は「友達がいたら、人生は本当に幸せか?」「友達がいない人生は、本当にさみしくてつまらないのか?」ついて私なりの見解を書きたいと思います。

あなたはどっち? 友達は必要? ひとりが楽?

⦁ 会って話したりするのは苦手だけど、オンラインを通じて一定の距離感を保った付き合いができる「ネット友達」くらいがちょうどいい
時々(安否確認や生存確認のように)近況報告をして、会うのは1年に1度くらいでなんら問題ない
⦁ 頻繁に連絡を取り合うことはしないけれど何かあればLINEやDMで交流し、2ヶ月に1度、2~3時間くらい食事に行ってお互いの話をするような付き合いが望ましい
⦁ 「友達がいれば…」と思うこともあるけれど、傷つけたり傷つけられたりするくらいなら1人でいるほうがいい
⦁ 本当に「ひとり」でいたい。自分以外の人の存在を感じると疲れる

『ひとりが好きだ』と答える人たちに質問を投げかけると、おおむねこういった意見を聞かせてくれます。

私自身はひとりでいたい子だった

子どもの頃、学校の先生や社会がさも当然のことのように「友達をつくりましょう!」「友達はたくさんいる方が幸せだよ」と言ってくるのが、面倒くさくて仕方がありませんでした。

私はいまだにそうなのですが、ひとりで好きなことをして過ごすことが苦にならない性格で、尚且つ「ひとりでいられる時間が必要」なタイプです。

もちろん当時は自己が確立されていない子どもでしたし、機能不全家族で育ちましたから、友達と一緒にいたいな(=お家に帰りたくないな)と思うことも多々あったのですが、

うちは母親が「猛毒親」だったため、私と仲良くすると友達や友達のご家族になにかと迷惑が掛かってしまっていたんですよね。だから「友達はつくらない方が良い」という選択を小学校低学年の頃にはしていた記憶があります。

高校生になり始めて「親友」ができた時には、すごく嬉しかったのですけれども、適切な距離感がつかめず若干『依存気味』になってしまいました。けれど彼女や彼女の家族はそれさえも笑顔で受けいれてくれましたし、今でも深く感謝しています。

小学校高学年から中学時代の『無所属』の気恥ずかしさ

11歳~15歳までの私は『無所属』でした。
女子のどのグループにも属しておらず、基本はつねに単独行動。

酷いいじめに遭っていたわけでもないし、日常的に意地悪をされていたわけでもありませんから、話しかけてくれるクラスメートもいれば、昨夜見たバラエティ番組の話でクラスが盛り上がっていると一緒になって「くくく」と笑ったりもしました。

だけどたとえば体育の授業で「2人1組になりなさい」と先生から言われると、私はあぶれていました。林間合宿や遠足で「4人グループを作りなさい」と先生がおっしゃると私はやはりあぶれていました。

正直にいうと、寂しくはなかったんです。でも恥ずかしかった。「あいつあぶれてるじゃん」「あいついつもあぶれてるじゃん」って、きっとそう思われてるんだろうなって、他人の目が気になる思春期でしたから恥ずかしかった。

ひとりでいることは寂しくないのに、「ひとりぼっち」だと思われるのは強烈に恥ずかしかった。「誰からも必要とされていない奴」と周りに認識されるのは子どもながらになかなかの苦痛でした(笑)

私が暮らしていた地域では、集団登下校がありませんでした。

仲良しグループがおのずと小さな集団をつくり、好きなように登下校。そんななかにおいても私はやっぱり1人で通学。前夜に録音した深夜のラジオ番組を聴きながらウォークマンを制服のポケットに忍ばせて。寂しくはありませんでした、どちらかといえば幸せな時間でした。誰にも邪魔されず、大好きなラジオの世界に浸れるから。

ただ「友達がいない子」というレッテルを、行き交う学校外の人たちからも貼られている、に違いないという恥ずかしさだけはいつもほんのりと在ったように思います。

「うちの子、友達がいないみたい」と悩むママたち

前述したような私の学生時代の話をすると、ほとんどの患者さんやオンラインカウンセリングの相談者からはすごく驚かれます。

なぜなら私はゲラゲラとよく笑う、明るいおばちゃん先生だからなのだそうです。とてもそんな風に「ひとり」で「さみしい」学生時代を送ってきた子に見えないんだそうです。

「ひとりが楽な人」って、世間が思うよりもはるかに多いんじゃないかと臨床の現場に長くたつ私は思うのです。もちろん、ひとりは寂しいと感じる人たちも多いのでしょうけど。

うちの子、友達がいないみたいなんですけど大丈夫でしょうか…

と、お子さんの『孤立』の相談を受けることがたびたびあります。

  • そもそも友達が不要なのか
  • 友達はほしいけど、傷つくなら要らないのか
  • ひとりで好きなことをしていたい性格なのか
  • 友達はできるけれど、なんからの理由があって去られてしまうのか
  • 友達のつくりかた(話しかける・距離を縮める)がわからないのか

一言に「友達がいない・少ない」といっても理由はさまざま。ちょっぴり心配が必要なものから、心配無用なものまでありますので、次回の更新までお待ちくださいませ✨

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