心療内科や精神科の初診外来で話すのは、誰しも勇気がいるものです。
初診外来での不安を軽減するために「初診外来用のメモ」を用意していくのはどうでしょうか?
こういったメモを用意することで、医師やカウンセラーに自身のつらさや状況をより明確に伝えることができ、スムーズなコミュニケーションが可能になります。※ご自身でメモをつくるのがしんどいばあいは、ご家族やパートナー・信頼できるかたにお願いしてみるのも良いと思います。
初診外来の不安

心療内科や精神科を初めて訪れる際、待合室の混雑や独特な雰囲気に圧倒されることがあります。
また、自分のつらさや病歴を話すことに対して、他の患者やスタッフに聞こえてしまうかもしれない…等の戸惑いや恥ずかしさを感じるかたもいらっしゃるかもしれません。これらの不安が、初診をためらわせる要因となることもあります。
初診外来をためらわせるハードル
1. 心理的ハードル

- 「自分はまだ大丈夫」と思い込む
→ 症状を軽視し、受診を先延ばしにしてしまう。 - 精神科への偏見やスティグマ
→ 「病気だと思われたくない」「家族や職場に知られたくない」といった不安。 - 診察で何を話せばいいかわからない
→ 自分の症状をどう伝えればよいのか分からず、不安になる。 - 診断がつくことへの恐れ
→ 何か重大な病名を告げられるのではないか、という不安。
2. 物理的ハードル
- 予約が取りにくい
→ 初診の予約が数週間~数ヶ月待ちのことも。 - 通いやすい場所にクリニックがない
→ 住んでいる地域によっては、通院が負担になることも。 - 診察時間が合わない
→ 仕事や学校があると、通院時間の確保が難しい。
3. 経済的ハードル
- 診察費や薬代の負担
→ 健康保険が適用されるとはいえ、定期的な通院が金銭的負担になることも。 - 自立支援医療制度の知識不足
→ 費用負担を軽減できる制度を知らずに、通院を諦めるケースも。
4. 社会的ハードル
- 家族や職場の理解
→ 「仕事を休んでまで行くの?」などのプレッシャー。 - 診断が仕事に影響する不安
→ 保険加入や就職・昇進に影響があるのではと心配する。
乗り越え方
- 「初診=大げさ」ではないと考える
→ 体の不調と同じように、メンタルの不調も早めの対処が大切。 - カウンセリングやオンライン診療を活用する
→ 直接受診が難しい場合、まずは相談できる場を探す。 - 身近な人に相談する
→ 受診に不安があるなら、信頼できる人に話すことで気持ちが軽くなることも。
少しでも「つらい」と感じたら、ハードルを越えて受診することが大切なのですが、その第一歩として「初診外来用のメモ」を用意してみませんか?
初診予約日[2日前]に外来用メモの準備を

初診外来の2日前から『初診外来用メモ』の準備をはじめましょう。
過去記事――はじめての精神科・心療内科受診『不安の解消』のなかでもすこし触れましたが、誰だって心療内科や精神科の門を初めて叩くには、少し勇気がいるものです。
初診外来用メモを用意しておくと、持参したそれを読み上げるもしくは医師に見せるだけで、あなたのしんどさやつらさ、苦しさや家庭環境や置かれている状況が「医師やカウンセラー・相談員」に理解してもらえやすいです。
初診外来用メモの内容[動画で見る]
初診外来用メモの内容[表で見る]

診察時間はとても短いから「事前準備」があるとGOOD!
初診の診察時間は病院やクリニックによって異なります。例えば、
- 診察時間が 5~10分 の場合
- 事前に相談員と 30分ほど話した後、診察が 5~10分 の場合
- オンラインの 事前問診があり、診察が 5~10分 の場合
- 医師と 約30分じっくり話せる 場合
など、対応はさまざまです。どのケースでも ご自身のつらさをできるだけ正確に伝えることが大切 です。そのために、初診時に役立つ 「メモ」 をご用意しました。よろしければ活用してください。メモは「スマホのメモ」でも「手書きのメモ」でもどちらも大丈夫です!