社会復帰したいけど、同じ職場がいいの?転職したほうがいいの?

社会復帰/復職/復学/昼職

社会復帰を考えるとき、「同じ職場に戻るか」「新しい職場を探すか」で迷う方は多いと思います。今回の記事では、それぞれのメリットと気をつけたい点をまとめました。

同じ職場に戻る場合

メリット

  1. 職場や仕事に慣れている
    • 仕事内容や同僚、ルールなどをすでに知っているので、新しい環境に対するストレスが少ないです。※休職期間によることも
    • これまでの経験をそのまま活かせるため、スムーズに仕事を進められる可能性があります。※休職期間により異なる場合も
  2. 待遇やキャリアを引き継げる
    • 給与や役職、福利厚生など、休む前の実績が引き継がれやすいです。
    • 会社によっては復帰プログラムや短時間勤務などを整えている場合もあります。

気をつけたい点

  1. 休職の原因が続いている可能性
    • 人間関係や仕事のプレッシャーなど、元の職場でのストレス要因が解決していないと、再びつらくなるかもしれません。
  2. 職場の変化に戸惑うことがある
    • 休んでいるあいだに部署異動や組織変更などがあったり、同僚が入れ替わっていることもあります。
    • 「思っていた職場と違う」というギャップが生じるかもしれません。
  3. 周囲の目が気になる
    • 「休んでいた人」として見られたり、自分自身が後ろめたさを感じてしまうこともあります。
    • それがプレッシャーにならないよう、会社や家族と相談しながら進めることが大切です。

新しい職場を探す場合

メリット

  1. 環境を一新できる
    • これまでの人間関係やストレス要因から離れ、新しいスタートが切れます。
    • 自分に合った働き方や職場を、あらためて探すチャンスにもなります。
  2. 過去の印象にとらわれない
    • 新しい人たちとゼロから関係を築けるので、「休職していた」ことを知られたくない場合には心が軽くなるかもしれません。
  3. キャリアチェンジがしやすい
    • 今までの仕事とは違う分野に挑戦することで、自分に合う仕事や生き方を見つけるきっかけになることもあります。

気をつけたい点

  1. 慣れるまでに時間とエネルギーが必要
    • 新しい環境では、仕事内容や人間関係を一から学ぶ必要があります。
    • 体調が万全でないと、思った以上に負担を感じるかもしれません。
  2. 待遇や給与が下がる可能性
    • 転職先によっては、前の職場と比べて給与や福利厚生が下がる場合もあります。
    • ある程度の妥協が必要になるかもしれません。
  3. 職場とのミスマッチのリスク
    • 新しいところが、自分の想像と違う場合もあります。
    • 忙しさや会社の雰囲気など、事前のリサーチが大切です。

どう決めていくか

  • まずは、「なぜ休職することになったのか」を振り返ると、次の一歩が見えやすくなります
  • 同じ職場に戻る場合は、休職の原因となった問題を会社が理解し、解決に向けて協力してくれるかどうかが重要です。
  • 新しい職場に移る場合は、無理に急いで決めず、自分の心や体のペースに合わせて探すと、ミスマッチを減らせます。
  • ご家族の方にとっては、「できるだけ早く元気に働いてほしい」と思う気持ちもあるでしょう。
    • けれど、本人の状態をいちばんに考えて、焦らず見守ることが、長く働き続けられる道につながります。

おわりに

同じ職場に戻るのも、新しい環境で再スタートするのも、一長一短があります。
どちらが「正解」というわけではありませんし、迷うのは当然だと思います。

私がこれまで診てきた患者さんはちょうど「半々」です。元居た職場に戻られる方と、転職をきっかけに『人生ごとリスタート』を切られる方が、ほんとに半々です。

どこに重きをおいて働きたいか。
ここを考えることを大切にしてほしいと個人的には思います。

  • もし家族として支えたいなら、いっしょに情報を集めたり、病院やカウンセリングなど専門家の力を借りたりしながら、じっくり考えてみてください。
  • また、会社に相談しやすい環境があれば、上司や人事担当の方と話し合い、復職プログラムなどを利用するのも一つの手です。

大切なのは、ご本人が無理なく続けられるかどうか。そして、周りがその気持ちやペースを受けとめてさしあげること。少しずつでも前に進んでいけるよう、応援しています。

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