「カサンドラ症候群」と呼ばれる状態になったことがあります。医療者の多くさえその言葉を正しく知らなかった、うんと昔に。今の言葉で言うと「職場カサンドラ」という状態でした。
冗談抜きに、その経験をしていてよかったと思います。※ちなみに合計3回、カサンドラってます。というのもそれまでの私は、誰かに仕事や用事を振る際に
- 文章式
- 結論は最後
だったんです。例を挙げると
おつかれさま~。帰りに買い物してきて。スーパーAでニンジンとジャガイモを買って、肉屋さんで牛肉を300g買ってね!今日は牛が安い日だからお願いね!食べたかったら、らっきょも買ってきていいよ!福神漬けもお願いね~。カレー作るからね~お願いよ~(玉ねぎは日曜日にいっぱい買ったから買わなくていいからね~)
このまどろっこしさ、今じゃ考えられません(笑)よほど気心知れた親しい人以外には「議事録式」の文章をつくるようになりました。
結局いちばん伝わる「議事録」式
- 結論や目的が最初
- 以下は箇条書きで
- 数字化できるものは数字化する
結局これが伝わりやすいんですよね。 ※行数が多いことで『圧』を感じる方には合いません。
カレーライスを作るから、以下を買ってきてね!
・じゃがいも…1袋(3~4個)
・にんじん…1袋(2~3本)
・ジャワカレーの中辛
・らっきょ
・福神漬け
・肉の××で、牛肉300g
・おつりが出たら好きなお菓子、買ってよし!
🚨18時から作り始めるので、17時50分までに買い物を終えて帰宅してね。よろしくね~
「目的が分からないと、動けない・動きづらい」という特性を持つ、ADHDやASDの方は少なくありません。※目的=結論=ゴール
ですので、業務上のメールやLINEトーク・メモなども同様に『目的・ゴールから書く』→冗長な表現は省く→箇条書きにする→日付や時間や個数など『数字にできるもの』は数字で明確に。
カサンドラ症候群を経験したことで、「伝えたいことが伝わる伝え方」を勉強しました。「言った気にならないこと」ってすごく重要なんだと私自身が身を以て学んだんです。
発達の凸凹傾向のあるかたに「伝えたいことが伝わる伝え方」は、小さなお子さんをはじめ多くの方にとっても理解しやすいものであるという大切な気付きを得られたのは、この仕事をするにあたり非常にありがたいことでした。
「伝えたいことが伝わる伝え方」って、ちょっと味気ないくらいがちょうどいい。
悪意なく、ついつい感情や挨拶・近況報告、いくつかの指示を一気にまとめてトッピングしてしまいたくなることがありますよね? でもそれが「ノイズ」になってしまったり「情報の波」に思えて苦しく感じる人がいます。
「伝えたいことが伝わる伝え方」って、ちょっと味気ないくらいがちょうどいい。
大切なことを伝えたい時ほど、ちょっと味気ない『議事録メッセージ』をお試しください。そのほうが思いやりとしてまっすぐに受けとめられる人がいらっしゃります✨