愛情不足が原因? 子どもの自慰行為「心配ない小児自慰、心配な幼児自慰」

子育てSOS

「もしかして愛情不足が原因…?」

「あれ? うちの子、自分の体をずっと触ってる…」お子さんの様子を見て、ちょっぴり不安なママ達は「もしかして、愛情不足?」「さみしい思いをさせてるのかしら…」そんな風に、ご自分を責めておられるかもしれません。

でも、どうか安心してくださいね。お子さんのそうした行動は、決してママの愛情が足りないからというわけではないことが多いんですよ。

もちろん、お子さんのちょっとした行動がとても心配になるのは、ママとして当然のこと。この記事では子どもに見られるちょっと気になる行動について、その背景にある様々な理由と、ママができることを一緒にお話していきたいと思います。

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幼児・小児の自己安慰行為「心配ないもの」と「SOSが隠れているもの」

1.偶然に気持ちよさを発見した

カウンセラー真由|あたらしい今日|新しい今日のイメージ画像

子どもが無意識に自身の体に触れていた際や、どこかに自分の体をすりつけて遊んでいた際などに、たまたまくすぐったいような気持ちよさを発見してしまったケースです。
この場合、性的な意図はなく純粋に偶然の体験によるものです。

対応1: 落ち着いた態度で反応する 続きを読む
⦁ 子どもが無意識に行っている行動に対して、大人が過度に反応しないことが大切です。
子どもにとっては自然な発見なので、親が驚いたり叱ったりするのではなく、冷静に見守ります。
対応2: プライバシーについて教える 続きを読む
⦁ 「体に触れることは悪いことではないけれど、プライベートな空間ですることだよ」と優しく教え、社会的なマナーを伝える機会にします。

2.落ち着いたり安心ができた

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この行為が子どもにとって安心感や落ち着きを得る手段になっているケースです。「指しゃぶり」と似たようなものと思われて大丈夫です。ストレスや不安、緊張感を感じている時に、触れることでリラックスし、自己安定を図ろうとする行動です。

対応1: 安心感を与える環境作り 続きを読む
⦁ 子どもが不安や緊張感を感じている場合、親としてはそのストレス源を減らすための環境作りを心がけましょう。
⦁ 例えば、規則正しい生活リズムや安心できる家族のコミュニケーションを大切にします。
対応2: 他の安心方法を提供する 続きを読む
⦁ 自己安慰行為に頼らなくても、安心感を得られるような別の方法を提案します。
⦁ 例えば、深呼吸や抱きしめる、絵本を読むなど、リラックスできる活動を一緒に見つけてあげます。
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3.さみしさや悲しさの和らぎ

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子どもが感情的な苦しさや孤独感を抱えていることを示しており、自己安慰行為を通じてその不安を一時的に解消しようとする行動です。

対応1: 感情を受け止める 続きを読む
⦁ 子どもが感じている寂しさや悲しさを理解し、気持ちを受け止めてあげることが重要です。
⦁ 例えば、「寂しかったの?」と声をかけ、感情を言葉にする手助けをします。
対応2: スキンシップや遊びでの安心感 続きを読む
⦁ 親との触れ合いや遊びの時間を増やすことで、子どもに安心感や愛情を感じさせます。
⦁ 特にスキンシップを通じて、親の存在が安心できるものであることを伝えましょう。

4.【重要】誰かに教わった(触られた)

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非常に注意が必要で、場合によっては虐待や不適切な関わりの可能性を含むため、保育士さんや幼稚園教諭、担任の先生や小児クリニックの医師などへの相談を急ぎます。

対応1: すぐに専門家に相談する 続きを読む
⦁ この場合は非常に敏感な問題であり、親が独自に対処するのではなく専門家に早急に相談します。
お子さんの安全を最優先に考えた対応が必要です。
対応2: 子どもの話を冷静に聞く 続きを読む
⦁ お子さんがどのような状況でその行為を知ったのか、冷静に聞き出し、感情的にならずに子どもが安心して話せる雰囲気を作ります。
感情的な対応は避け子どもの安全を確保します。

5.痒みや痛み、違和感

身体的な問題が根本にあることが多く、医療的な対応が必要になりますが、その背景にストレスや不安が関係していることもあります。

対応1: 医療機関を受診する 続きを読む
⦁ 痒みや痛みを伴う場合は、皮膚や泌尿器の問題などが考えられるため、まずは小児科や専門医を受診し、適切な診断を受けることが重要です。
対応2: 子どもの体調変化に敏感になる 続きを読む
⦁ 子どもが体の不調を訴える際、体のケアや衛生面にも注意しつつ、ストレスや心の問題がないかも併せて観察します。
⦁ 心身のバランスを整えるためのサポートを考えましょう。

まとめ

小児自慰・幼児自慰はそれほど珍しいことではありません。また、愛情の欠如や子育てのなにかが足りない/何かがトゥーマッチなんてことも気になさる必要はないんです。

ただし、本文中にもありましたように「SOS」と読み取れる心配なものも中にはあります。
判断が難しい場合には小児科や泌尿科、保育士さんや幼稚園教諭や担任の先生など信頼のおける専門家に『可能なかぎり早めに』ご相談ください。

✍オンラインカウンセリング「あたらしい今日」主宰・カウンセラー真由

子育てSOS
私が書きました
一 真由

オンラインカウンセリング『あたらしい今日』主宰
心とからだの不調に詳しいお節介カウンセラー

心療内科領域に強いカウンセラーとして、生きづらさを抱える方々に寄り添いながら、誰もがいつからでもリスタートを切り「新しい今日」を迎えられるようにと願って、情報発信を行っています。ブログでは機能不全家族・毒親問題・子育てSOSを多く扱っています。

気軽に話してもらえるように。「独り」にならなくてすむように。人生に伴走することを大切にしています。通称カウンセラー真由

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