今、増えています。大学生くらいから60代まで、得体のしれないむなしさや、もやもやした感情を抱えて生きている人は多いです。いわゆる毒親や虐待・アダルトチルドレンとはちょっと違うような、ぼんやりとしたなにか。
子ども時代に「大人の理解度」「親の役目」を請け負った子どもたち

家庭の数だけ家族の在り方があり、家族毎の「正しさ」があります。
それを他所ごとと認め、他所は他所、うちはうちと理解し受けとめるには、心の成熟が必要不可欠です。子どもには絶対に受けとめきれないものです。だって学校や習いごとの場で、比べる対象があまりにもたくさんあるから。
だけど家庭の事情により、子どもなのに大人のような器の広さや理解力を求められ、我儘を言ったり自己主張を強めてはいけない空気を感じさせられ、時には子どもなのに「親の良き理解者」の役割を与えられる子どもたちがいます。
愛されて育ったはずなのに息苦しい
彼らは一見するととてもいい子です。
話がはやく空気が読めて、引くところは引き、我儘も言わない。学校の成績は知らないけれど「地頭」がよく、話をしていてとても楽しい。人としてとても魅力的。
だけど、感情が定まっていないような気配を感じるんですよね。人間らしい自分を無理に隅に追いやって、誰にとっても『付き合いやすい楽しい人』でいなければ…! と振舞っているような、息苦しそうな感じ。
良い子・優等生症候群【条件付きの愛】影響度チェック
以下の設問にあてはまるものをタップしてください。
補足
- 完全に1つのタイプだけに当てはまるとは限りません。 ある程度はオーバーラップしたり、時期や環境によって変化するばあいもあります。
- あくまでセルフチェックの目安として活用し、心のもやもやが深刻なばあいは信用できるご友人や各分野の専門家に相談してください。

34つの設問に当てはまるものが多かったかたは、子ども時代のあなたが置いてけぼりになっているかもしれません。
無邪気な子どもでいていいはずなのに、例えば「家庭内における大人たち(ご両親・嫁姑問題ほか)の関係が良好でないため、会話の橋渡し」を任されるといった、「大人の役割」「大人のような理解度」「親の理解者」などの役割を子どもの頃から担ってこられたかたなんかも多いかもしれません。
たいへんでしたね。よく頑張ってこられましたね。ここからの人生、できるなら「あなたらしく」歩んでみてください。
□心身と脳をリラックスできていますか?
□下記の瞑想ヨガを「最低でも5分間」続けてみてください ※10分も続けられたらすごいです! ミラクルですよ✨
「模範生タイプ」
1, 5, 7, 9, 14, 15, 16, 17, 28, 34
- 特徴(例)
- 親や周囲の期待を最優先に、「良い子」「優等生」として生きてきた
- 成果や評価を気にするあまり、自分の気持ちを後回しにしやすい
- 親をがっかりさせたくない、心配をかけたくない、という強い想いがある
- アドバイス
- 「自分がどうしたいか」を自分の本心に問いかける優しい時間を持つ
- 大きな決定ではなく小さな決定から、自分の選択を尊重してみる
- 「自分の意思を優先する練習」を少しずつ積み重ね、自分の本心を無視しない習慣を
「独立型タイプ」
2, 3, 6, 18, 25, 26, 29, 30, 31, 32
- 特徴(例)
- 親を嫌いではないし尊敬もしているが、心の内をさらけ出す習慣は少なめ
- 情緒的な交流が薄く、家族間であまり深い話をした記憶がない
- 大きなトラブルはないけれど、どこか他者との距離を取りがちな傾向がある
- アドバイス
- 親と急に距離をつめる必要はないが、自分の感情をまずはノートなどに書き出し言語化する
- 信頼できる相手(家族以外でも可)に少しずつ「本音」を話す練習をしてみる
- 親との関係性を将来的に変えたいばあいは、いきなり大きく動くよりも、連絡事項にひとこと添えるなどの小さな共有やささやかな会話を重ねていくとスムーズです
「ケアテイカータイプ」
11, 19, 20, 33
- 特徴(例)
- 家族の中で「話を聞く」「世話をする」「親の愚痴を受け止める」など、自然と支え役になることが多かった
- 「助かる」「ありがとう」と言われることで自尊心を保ちやすい
- 自分の気持ちを後回しにしてしまうクセがある
- アドバイス
- 自分が疲れていないか、満たされているかをチェックする習慣を
- NOを言う練習や「自分自身のケア」を意識して『先に』取り入れてみる
- 「他人を助けることでしか自分の価値を感じられない」という思い込みがあることに気づくところから始めてみましょう。あなたはただそこに存在しているだけで価値があるんです✨
「無自覚抑圧タイプ」
4, 8, 10, 12, 13, 21, 22, 23, 24, 27
- 特徴(例)
- 目立った虐待や親に対する不満があるわけではないのに、なぜか「自分の人生を生きていない」ような息苦しさを感じる
- 幼少期から感情にフタをしてきたため、本当の自分の気持ちがわかりにくい
- 「我慢や空気を読むこと」が当たり前で、結果的に自己表現が苦手になりがち
- アドバイス
- 「自分は本当はどうしたいのか?」と心に問いかける時間を積極的に持つ
- 好き・嫌いをはっきり認識する練習 (趣味・食べ物など小さなことから)
- 少しずつ自分の意見を発信する習慣をつくり、自己主張を試していく