突然の疎外感と友だち関係の崩壊
多くの人が経験するのですが――仲良くできていると思っていた友人関係が突然崩壊し、自分だけが疎外されていると感じる瞬間です。
これは15歳の少女から65歳の大人の女性まで、幅広い世代に共通する悩みです。また、男性の場合は28歳から40代半ばにかけてこの問題で深く傷つくことが多いと、私のカウンセリング経験からも感じます。
人間関係の不安定さ
「突然関係がギクシャクした」「仲良しグループの中で自分だけが疎外される」――こうした悩みは、すべての世代に広がっています。人間関係がずっと安定している方が稀で、友情も奇跡のようなものだと捉えてください。
だからこそ、今うまくいっている関係を大切にしましょう。「親しき仲にも礼儀あり」という言葉が示すように、どんな関係でも礼儀と尊重が必要です。
女子社会の友だち関係と力関係
とくに女子のグループ内では、力関係が重要な要素となります。友だち同士の力関係は、必ずしも平等ではありません。リーダー格や調和役が存在し、その中で人間関係が築かれます。
リーダーとの縁のズレや価値観の違いが現れると、グループ内でトラブルが起こりやすくなります。
こういった状況では、リーダーに従う「イエスマン」のような人物が登場することもありますが、そんな人になる必要はありません。
孤立を恐れる心理
グループ内で孤立することを恐れる人は多いです。
特に女子社会(ママ友含む)では孤立すると貴重な情報が入ってこなかったり、子どもの友だち関係にも影響が出る可能性があります。孤立を避けるために、リーダーの顔色を伺う人もいるでしょう。
リーダータイプや主導権を握りたいタイプが恐れる4つのこと
リーダー格やグループ内で優勢な人物が最も恐れるのは、次の4つです。
- 友だちが自分より力を持つこと
- 友だちが自分より優位になること
- グループ内でのヒエラルキーが変わること
- 自分の影響力が薄まること
リーダーはこれらの危機を察知すると、「自分の立場を維持するために」関係を再調整しようと動き出すことがあります。ある意味、その時がこんな面倒で厄介な関係から「逃げだすチャンス」とも言えます。