苦手だけど片付けたい!頻繫に使わないものはベッド下に!

発達障害・特性

「片付け」と「整理整頓」は似たような言葉でも、実は役割やプロセスが異なります。

ADHD特性があると、一時的に物を元に戻す作業はできても、長期的に整った状態を維持することが苦手な場合が多いです。そこで今回は、出番の少ないものはベッド下にというシンプルな仕組みづくりについてご紹介します。

リモートお片付けの味方!

ADHD特性があって片付けたいけど自分1人では片付けられない…! そんなときはビデオ通話を使った『リモートお片付け』にご相談くださいませ。

片付けは“短期”、整理整頓は“長期”

  • 片付け
    使ったものを元の場所に戻す、不要なものを捨てるなど、比較的短時間で終わる作業です。
  • 整理整頓
    長期的に維持できる仕組みをつくることが目的で、定期的・継続的な管理が必要になります。

片付けが「短期決戦」だとすると、整理整頓は「継続的なプロジェクト」です。ADHD特性の方にとっては、特にこの「継続的管理」部分が高いハードルとなりがちです。

整理整頓に必要な4つのスキル

1.持続力・習慣化
┗ 綺麗な状態を保つためのルーティンづくりことを反復しています。流れとしては――。

2.計画力・構築力
┗ 長く維持できる収納や配置を考える「戦略」の力

3.論理的な思考力
┗ 物を分類し、適切に置き場所を決める判断力

4.分類・仕分け能力
┗ 物のカテゴリー分けやグループ化をする力

リモートお片付けの実践例

リモートお片付けサービスを利用してくださったある相談者さんは、週に1回・90分のオンラインセッションで「1週間分の散らかり」をリセットしています。

「翌週まで片付いた状態を70%維持できるように、整理整頓できる仕組みをつくり、週に1度片付ける」ことをくり返しています。

そこで特に効果が高かったのが、「頻繁に使わないものを一括で片付ける → ベッド下収納に入れておく」という方法です。

部屋にあるあまり使わないものがそのまま出しっぱなしになると、視界に雑然とした印象を与え、雑然とした「片付いていない感」が強まってしまいます。まずは、こうした出番の少ないアイテムから優先的に取り除いて空間をスッキリさせるのがコツです。

出番の少ないものからやっつけて床と空間を空けていく

出番の少ないもの”を一気に片付ける

  • 捨てられないけれど、あまり使わないもの
    たとえば趣味の創作品や思い出の品などは、宅配トランクルーム(例:サマリーポケット)に預ける方法もアリ。
  • まだまだ使えるけれど家では余ってしまうモノ
    文房具やファイル類などは職場に持っていく、寄付する、などの対処で部屋から減らす。
  • 毎年1回は必ず使う季節雑貨
  • 何度かは出番がある替え物(掃除道具のストック、パーツ類など)
  • いつか必要になるかもしれないケーブル類
  • いただきものや未使用のセット品
  • 処分はできない手紙類など

上記のように「めったに使わないけれど手放せないもの」こそ、カテゴリーにまとめて、ベッド下へ。一箇所に集めて収納することで、日常生活の動線から遠ざけられ、床や机の上を広く使えるようになります。

まずは、『毎年1回は必ず使う季節雑貨』から『処分はできない手紙類など』をまとめてどかっと入れられる大きなベッド下収納を、百円ショップのダイソーで5つ購入することにしました。

ベッド下収納に向くアイテムと選び方

おすすめは「フタ付きの収納ケース」です。ほこり除けになり、積み重ねもしやすいので便利。湿気対策をプラスすれば、さらに安心です。

  • 今回の例:ダイソーのベッド下収納ケースワイド(フタ付き 550円)
    • サイズ:幅54cm × 奥行40.5cm × 高さ13.5cm
    • 一般的なシングルベッド(奥行約97〜100cm、縦195cm前後)なら、横に4〜5つ並べられる
  • 購入前に大事なのは「正しく測ること」。ベッドの高さ・奥行き・縦サイズをチェックしてから買えば、せっかく用意したケースが入らない…といった失敗を避けられます。

ベッド下収納ケースワイド(フタ付き)

真由先生
真由先生

ベッド下の高さと奥行とベッドの縦のサイズを正しく測ってきてくれる?

相談者
相談者

はい!

使い切れるものは「すぐに使う」も一案

ときには、収納に入れる前に「今、使ってしまう」「今日、今夜使ってしまう」ほうが簡単に片付く場合があります。

  • 例:見つかった入浴剤やフェイスパック、お茶のティーバッグなど、少量であればサッと消費してしまいましょう。そうすれば収納スペース自体が不要になります。

今回のお片付け 3つの要点

  1. 「あまり使わないアイテム」は細かく仕分けなくてOK
    大きめのカテゴリでざっくりまとめるほうが、後々ラクになります。
  2. 「ベッド下ゾーン」を作って必ずそこに置く
    「迷ったらまずベッド下」というルールを決めておくと、片付けの迷いが減ります。
  3. ボックスに入れてフタをしておしまい!
    使うときだけ出せば良いので、日常の視界からも雑多な印象を消せます。

補足・まとめ

ADHD特性を持つ方が整理整頓を続けるためには、めんどうを最小限にしつつ、長期維持しやすい仕組みを作ることが大切です。

ベッド下収納は、頻繁には使わないものを一括で保管できる便利な方法。まずは無理のない範囲で「要らないものを少しずつ処分する」「使わないけれど捨てられないものをまとめる」といったステップからはじめてみましょう。

一度に大きく変えようとすると疲れてしまいがちですが、「週1回の片付け」「残りの日は7割キープ」を目標に少しずつ進めれば、やがて『散らかりにくい仕組み』ができあがります。自分だけでは進めづらいときは、リモートお片付けなどのオンラインサポートを活用してみるのもおすすめです。ぜひ試してみてください。

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