「片付けられない…」には理由があるかも?

「部屋をキレイにしたいのに、なぜかいつも散らかってしまう…」「片付け始めても、途中でやる気がなくなっちゃう…」「その時は片付いても2日経てば元通り…だから片付けてもあんまり意味がない!」
よく聞く声です(笑)。
実は「片付け」と「整理整頓」って、似ているようでちょっと違うんです。この違いを知らないと、せっかく頑張ってもリバウンドしやすくなってしまいます。
この記事では、その違いを分かりやすく解説し、特に「片付けや整理整頓ってなんだか苦手…」と感じている方――ADHDなどの特性がある方も含めて――が、無理なくお部屋をスッキリさせるためのヒントや考え方をお伝えします。
読んだ後、「なんだ、こう考えればいいのか!」「それなら私にもできるかも!」と少しでも明るい気持ちになってもらえたら嬉しいです。
1. 「片付け」と「整理整頓」って、どう違うの?

よく一緒に使われる言葉だけど、実は目的が違います。
目的:
床に落ちている物や、テーブルの上に出しっぱなしの物を、とりあえず元の場所(っぽいところ)に戻して、見た目をサッとキレイにすること。
イメージ:
・食べ終わった食器をシンクに運ぶ
・脱いだ服を洗濯カゴに入れる
・床のおもちゃを箱にポイポイ入れる
など。「今、目の前を整える」アクションです。
目的:
物の「住所」を決めて使いやすく、しまいやすく、キレイな状態をキープしやすい仕組みを作ること。
イメージ:
よく使うペンはすぐ取れるペン立てに、たまにしか使わない書類はファイルボックスに入れて棚へ、など。「これから先も管理しやすくする」ための作戦会議みたいなものです。
片付けは「今すぐどうにかする」、整理整頓は「未来のために仕組みを作る」という違いがあります。お掃除で言えば、片付けは「掃除機をかける」、整理整頓は「掃除しやすいように家具の配置を考える」みたいな感じです。
2. なぜ「苦手…」と感じやすいの? 特にADHD特性がある場合

「片付け」と「整理整頓」、それぞれに違うタイプの「考える力」や「作業」が必要です。ADHDなどの発達特性がある方は、この両方、あるいはどちらか一方に難しさを感じることがあります。
・どこに何があったか、パッと思い出すのが苦手。
・物の位置関係(どれが手前で、どれが奥かなど)を把握しながら戻すのが難しい。
・「とりあえず」で物を移動させて、結局どこに置いたか分からなくなることも。
・物を仲間分け(分類)したり、どこに置くのが一番良いか計画を立てたりするのが大変。
・一つの作業に集中し続けるのが難しく、途中で他のことが気になってしまう。
・決めたルールを続けるのが苦手で、維持するのが難しい。
・「あっちもこっちもやりかけ」の状態になりやすい。
➤「片付け」は、とりあえず引き出しに入っている物を全部出して、見た目をキレイに並べ直す感じ。
➤「整理整頓」は、引き出しの中身を「文房具」「大事な書類」「その他」みたいに分けて、それぞれ入れる場所を決めて、仕切りを使ったりして、次からも迷わず取り出せる&しまえるようにすること。
➤どちらも大事だけど、必要なスキルが違うんですね。
3. 「整理整頓」に必要な4つのパワー

ずっと使いやすい部屋にする「整理整頓」には、こんな力が必要になります。苦手な部分があっても大丈夫。まずは知ることから始めましょう。
- (1) 考える力(判断する力)
- 「これは本当に必要?」「どこに置いたら使いやすいかな?」と物と向き合い、判断する力。捨てる・残すを決めるのもここです。
- (2) 計画する力(作戦を立てる力)
- 「よく使う物は手前に置こう」「ここは〇〇専用の場所にしよう」と、使いやすさを考えて配置の作戦を立てる力。
- (3) 仲間分けする力(仕分ける力)
- 「これは文房具の仲間」「これはコスメの仲間」みたいに、物をカテゴリーごとに分ける力。これが曖昧だと、物が迷子になりやすいです。
- (4) 続ける力(習慣にする力)
- 決めた場所に戻すことを続けたり、時々見直したりする力。整理整頓は「作って終わり」じゃないのがポイントです。
これらの力が全部100点満点じゃなくても大丈夫! 苦手なところは、工夫したり誰かの力を借りたりすればいいんです。
4. カウンセラー真由のリモート片付けレッスンがお手伝いできること

私は「リモート片付け」の先生として、オンライン(スマホやパソコンの画面越し)で、あなたの片付けや整理整頓を一緒に進めるお手伝いをしています。
・「何から手をつければいいか分からない…」という時、一緒に話しながら、あなたに合った進め方や物の分け方、置き場所を考えます。
・あなたのペースに合わせて、無理のない小さな計画を立てるお手伝いをします。
・週1回など定期的にお話しすることで、「よし、今週はここまでやってみよう!」とモチベーションを保つお手伝いをします。
・小さな成功体験を重ねるのが大切です。
・いきなり完璧なモデルルームを目指す必要はありません。
・まずは「まあまあ使いやすい」「散らかってもすぐ戻せる」くらいの7割キープを目指しましょう。その方がずっと楽だし、続きます。
・「気合で頑張れ!」みたいな根性論は言いません(笑)。苦手なことを無理やり頑張ると、片付け自体が嫌いになってしまいますしね。
・あなたの「これならできるかも」を見つけて、ストレスなく続けられる仕組みを一緒に作っていきたいと思っています。
5. よく聞く「片付けのコツ」、実はハードルが高いことも?

「ラベルを貼る」「色で分ける」「エリアごとに片付ける」…よく聞く方法ですよね。でも、ADHDなどの特性がある方にとっては、
- 「ラベルを作る作業自体が面倒…」
- 「色分けにこだわりすぎて、逆に疲れちゃう」
- 「エリアを決めても、隣のエリアが気になって集中できない」
なんてことも。一般的な方法が、必ずしもあなたに合うとは限りません。だからこそ、あなただけの「ちょうどいい方法」を見つけることが大切なんです。
6. まずは「できるかも!」から始めよう

片付けや整理整頓が苦手だと感じていても、一般的に推奨されている方法が合わないだけかもしれません。大切なのは、
- 「片付け(一時的)」と「整理整頓(長期的)」は違うって知っておくこと。
- 自分の得意なこと、苦手なことを理解して、無理のない方法を選ぶこと。
- 最初から100点を目指さず、「70点くらいでOK!」と考えること。
一人で悩んでいるなら、ぜひ私のような専門家の力を借りてみてください。リモートなら、お家にいながら気軽に相談できます。画面越しに一緒に作業したり、話を聞いてもらったりするだけでも、気持ちが楽になって、一歩踏み出せるかもしれません。
🚩 あなたの「あたらしい今日」を応援します
「片付けなきゃ…でも、やる気が出ない…」そんな気持ち、すごくよく分かります。でも、ちょっとした考え方のコツや、誰かのサポートがあれば、きっと変えられます。
一人で抱え込まず、まずは気軽に話してみませんか? あなたに合った「心地よいお部屋」と「続けられる仕組み」を、一緒に見つけるお手伝いができたら嬉しいです。
リモート片付けやカウンセリングに興味がある方は、🔎こちらからお気軽にご相談くださいね。
✍オンラインカウンセリング「あたらしい今日」主宰・カウンセラー真由
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