あなたはどの「片付け苦手さん」?
片付けが苦手な方を5つのタイプに分類し、それぞれの特徴と解決策を考えてみましょう。
片付けたいけど困っているタイプ

- 手を付けられないタイプ:どこから始めればいいのか分からない
- 完璧主義タイプ:始めたら徹底的にやらないと気が済まない
- 継続できないタイプ:色んな片づけ術を試すが、片付いた状態を保てない
片付けたくないタイプ
- 諦めタイプ:誰も訪問してこないし、片付ける必要性を感じない
- 自分を受け入れているタイプ:散らかっている状態が自分らしいと感じている

リモート片付けサポート事例:ADHD特性を持つご相談者の場合
「片付けたいのに、どこから手をつけていいかわからない」「いろいろ試してみたけれど、長続きしない」――そんな悩みを抱える方は少なくありません。
今回ご紹介するのは、ADHDの特性を持つ相談者からのリモートお片付けのご相談事例です。
通常であれば「リモートお片付け」は、ビデオ通話でお部屋の状態をつど確認しながら進めています。なかには「写真はいいけど、あるていど片付くまではビデオ通話では見せられない…」と仰る相談者の方もいらっしゃいますが――。
1.相談者の要望:写真もビデオ通話もNG
- 状況
- 片付けのスタート地点がわからない
- さまざまな片付け術を試してみたが、続かない
- 「写真を撮りたくない」「ビデオ通話も避けたい」という希望がある
このため、まずはヒアリングを重ねて「部屋の間取り」を私の頭の中にイメージしながら、相談者の生活動線をこまかく把握しました。
2.基本の考え方:余計なアクションを減らす
片付けの基本は、「普段の行動動線をスムーズにする」ことです。床が物で埋まっている状態が続けば、歩きづらいだけでなく、片付けのモチベーションも下がりがち。そこで最初の目標を「床を見えるようにする」と定めました。
3.実践ステップ:まずは床を確保して流れをつくる
- 床にある物を大まかにグループ分け
- たとえば「趣味のもの」「服」「書類」「カバン」「文房具」など、ざっくりとカテゴリーを分ける。
- 大きな箱や袋を用意し、カテゴリごとに入れ分けるだけでも床のスペースは確保しやすい。
- 余計なアクションを減らす置き場所づくり
- グループ分けしたものを「よく使う場所」の近くに整理する。
- 使ったあとの片付け動作が増えないよう、動線上に収納や置き場所を用意することがポイント。
4.ADHDの特性による「片付け中断のサイン」に気づく
発達障害の特性を持つ方が片付けに取り組むときは、脳の疲労度をこまめに確認することが大切です。「苦手なことに挑戦している」これだけで、とても立派ですごいこと✨ 片づけはゴールではなく日常のひとこまですから、今日1日でやり切る必要はありません。
- 疲れているサイン例
- 受け答えが「うん」「はい」のみになる
- 急に黙り込む・集中力が途切れる
- 中断のメリット
- 疲労のピークを越える前に切り上げると、次回にスムーズに取り組みやすくなる。
- 小さな達成感を重ねることで、片付けの「続けられる仕組み」を育てる。
5.「今日はここまで!」が次のモチベーションになる
「途中で止めるなんて…」と思うかもしれませんが、得意ではない作業ほど「やめ時の明確化」が大切です。無理に片づけを延長して、そのあとの家事や勉強その他に向けるエネルギーが残らないのもNG。
何度も言いますが、苦手な片付けにチャレンジした――このことがなによりもすごいのですから✨
まとめ

- 床を確保して、歩きやすい状態をまず目指す。
- 使う場所に必要な物を置き、余計な動線を生まない工夫をする。
- 疲労のサインが出たら一度区切りをつけ、小さな成功体験を重ねる。
「片付けたいのに片付けられない」と感じている方でも、少しずつステップを踏めば、必ず前に進めます。リモート片付けでは、写真やビデオがなくても、丁寧なヒアリングとイメージ共有を通じてサポート可能です。自力での片付けに行き詰まったときは、ぜひ専門家のサポートを検討してみてください。