なぜ疲れやすいの? 不安障害・適応障害・うつ状態に発達凸凹
ASDやADHDなど発達特性(発達障害)のある人が「とても疲れやすい」というのはよく知られた話。
そもそも「脳」が指令を出して人を動かしているので、発達特性に限らず、うつ病や不安・適応障害などで脳が疲労困憊していると…?
⦁ 行動にも疲れが出る
⦁ 動きが緩慢になる
⦁ 動けない/立てない/起き上がれない
このようになってしまうのは、そりゃそうよです。
なぜなら「行動せよ!」「動け、勉強しろ、片付けをせよ!」などと指令を出す脳そのものが疲れているのだから。
「誰だってそうだ…なんてことはないんだよ」
だけど『脳に疲れやしんどさがない人』や『脳の疲れやしんどさが回復しやすい人』たちにとっては、
⦁ そんなの誰にでもあることだよ!
⦁ 二日酔いの日はみんなそんなもんだよ!
⦁ 疲れてるかもしれないけど頑張って学校に行きなさい!
⦁ しっかりしなさい! だらだらしないの!
⦁ みんな疲れてるけど頑張ってるのに甘えないで!
というふうに思ってしまったり、言ってしまう。でも一概にそれを責めることもできない。
人ってどうしても、自分がその立場にならないと本当の痛みや本当のつらさを――すこしは想像はできても――真には理解できないんだよね。ここが悩ましいところだよね。
真に理解できてしまう感受性の高さや鋭さがあると、それはそれで人の痛みや苦しみを請け負ってしまってダウンしてしまうから、理解できないことが自己防衛になっていたりもする。
うつ病になったことのある人は、そのつらさがわかるから他者を追い詰めないし、頑張りすぎてパンクしてしまった人は、頑張りすぎてしまう人にそっと手を差し伸べることができる。
だけど、そのようにできない人が悪というわけでもない。ほんと難しいよねー。
だから…発達特性(発達凸凹)のある人達や、カサンドラ症候群を発症させた人達、適応障害や不安障害、うつ病の初期症状の人たちは、自分達のしんどさやつらさを真からは分かってもらえないとして
孤独を感じやすい
今日の記事に添えたトップ画像は、病気や障害で『脳が疲れやすく、脳充電が消耗しやすい人達』と、そうではない人達の
⦁ 脳の充電の消耗の速さ
⦁ 体力・行動力の消耗の速さ
⦁ 脳と体力・行動力の減り方
これらの「違い」を専門家目線で表してみました。→②に続きます