前回からの続きになります
私は『リモートお片付け中』や、クリニック勤務時やオンラインカウセリング中に患者さんに向けて「脳の残量、今何%くらい?」とたずねることが多いです。
- 「50%」という答えが返ってきたら、難しい話や考えさせてしまうような質問はできるだけしません。患者さんが話したいことが多そうだったらアウトプットさせるために聞き手に回ります。
- 「50%未満」ならなおのこと、「よく頑張った1日だったんだね~」とこちらから投げかけるようなカウンセリングはせずに終わらせるようしています。
脳が疲れやすい人の残り50%は「実質、残20%」
たとえば…外出先でスマートフォンの充電残量が50%以下なら
⦁ 「自宅に帰って充電器に戻すまでは使用を控えよう」
⦁ 「帰宅して充電するまでは動画視聴やゲームは止めておこう」
⦁ 「万が一の突発的事態が起こると危険だから充電残量を残しておかなければ…!」 ※地震や台風などの自然災害、それにともなう停電などで充電ができない状態になる可能性が考えられるため
このように充電残量を減らさないように行動する人って多いと思うんです。要はそれと同じ。脳の疲れ具合が50%ならそれはもう危険信号です。
発達の凸凹や不安障害・適応障害、うつの初期症状の人たちの「自己申告の充電残量50%は実質残20%。脳の疲弊度80%」です。
「宿題やったの?!」「食器洗って!」「先にご飯を食べてちょうだい!」「ちょっと聞いてよ~」「相談したいことがあるんだけど、いい?」と、50%以下となった充電をさらに消耗させるのではなく
まずは充電
⦁ そんな悠長なことは言ってられない。
⦁ 宿題をやらせるのが親のつとめ。
⦁ さっさとお風呂に入ってもらわないと、こっちの家事が片付かない。
⦁ みんなしんどいのに頑張ってるんだから…!
と言いたい気持ちはわかります。それでも
まずは充電
これが最優先です。もう絶対です。そうでなければ相手も自分も、心が壊れてしまうためです。誰にとっても得がないの、たった1つの得すらないの。
ここですごくすごーく大切になるのが、脳の充電を増やすことが目的だということ。
脳の充電を増やす=やれることが増える、聞く耳が立つです。
充電中に脳を使う行動をしてしまう/させてしまうとまったく意味がありません。→③に続く
本日24年8月31日(土)は下記の時間に相談に対応できる空きがあります。
⦁ 13:30~15:00
⦁ 16:00~18:00
⦁ 21:30~24:00(臨機応変に対応します)
「前から相談してみたいと思ってた!」という人がいらっしゃいましたら、ぜひこの機会をぜひお見逃しなく~( ꈍᴗꈍ)
【注】なお、上記は現時点での空きであり、予約はすぐに埋まってしまいますのでご容赦くださいませ。