子どもを「いじめっ子」にしないために「言われた相手が傷つく言葉」45

子育てSOS

小学校低学年~中学年(おおよそ6~9歳)、小学校高学年~中学生(おおよそ10~14歳)、高校生(15~18歳)の子どもたち同士で、日常的な会話の中で使われやすく、言われた相手が「傷つく」可能性が高い言葉を、それぞれ15個ずつ例示します。

実際に子どもたちの間で使われる表現を意識していますが、地域や学校の風土・個人差などによって変化する場合もあるため、あくまで一例として参考にしてください。

No. 小学校低学年~中学年
(6~9歳)
小学校高学年~中学生
(10~14歳)
高校生
(15~18歳)
1 バカ キモい ウザいんだけど
2 アホ ウザい ホント気持ち悪い/マジ無理
3 ○○くさ~い 死ね 死んでほしい/死ねば?
4 チビ 〇〇ちゃんってクマみたい(太ってる)/〇〇ちゃんって目が細くて可哀そう ダサい/センスない
5 デブ ブサイク/ブス そんなの普通はやらないでしょ?/頭おかしいんじゃない?
6 きもい くさい/汚い キモオタ/オタクきもい
7 うざい 頭悪いんじゃない?/バカじゃん 〇〇って存在感ないよね/いてもいなくても同じ
8 どんくさい お前なんか友だちいないだろ バカじゃね?/前から思ってたけど常識ないよね
9 へたくそ ○○(趣味や好きなもの)とかダサすぎ こっち来んな/関わらないで
10 こんなこともできないの? 役立たず/使えない お前の話、つまんない
11 もう遊ばない/
仲間はずれにする
ウソつき/信用できない あいつと一緒にいるなんてどうかしてる/みんなが〇〇のこと裏でなんて言ってるか知ってる?
12 あっち行って マジで気持ち悪い ~とか人生終わってる
13 ~しないで!/やめてよ! 消えろ みんな嫌ってるよ?/
友だち少ないよね
14 嫌い/大っ嫌い お前のせいで… 本当に意味わかんない/
マジいらつく
15 ○○なんかもうしらない! つまんない/話してても面白くない 二度と話しかけないで

小学校低学年~中学年(6~9歳頃)

  • 低学年~中学年では、まだ語彙自体はそこまで多くはないですが、単純な「バカ」「アホ」などの言葉や、仲間はずしを示唆する発言が大きなダメージを与えることがあります。
  • また「きもい」「うざい」という表現は、低学年でも上の学年から影響を受けて早くから使われる場合があります。
  • 相手を排除したり、“仲間に入れない”という態度を直接言葉で示すことが非常に強い傷つきとなります。

小学校高学年~中学生(10~14歳頃)

  • 小学校高学年から中学生になると、思春期へ差し掛かるため、表現がより直接的かつ強い口調になったり、「死ね」「消えろ」などの過激なワードを使う子も出てきます。
  • 外見のコンプレックスや趣味嗜好(オタクっぽさ、スポーツの不得意など)を否定・揶揄する言い方が多くなるのも特徴です。
  • さらに友だち関係や仲間内のヒエラルキーを意識しはじめ、「お前には友だちいない」など、孤立を煽る発言が相手を深く傷つけることがあります。

高校生(15~18歳頃)

  • 高校生になると、言葉のバリエーションはさらに増え、相手の性格や行動を否定したり、社会性を否定するような辛辣な表現が目立ちます。
  • 「死ねば?」のように直接的な暴言はもちろんですが、「あいつと一緒にいるなんてどうかしてる」「お前はとくに必要ない」など、精神的に孤立させる・追い詰めるニュアンスの言葉も大きな傷となります。
  • 高校生年代では、自我が確立しつつあり、言われた側が「自分という存在そのものが否定された」と感じ、深刻なダメージにつながりやすいという点にも注意が必要です。

全体的な注意点

  • これらの言葉は、使う側が「何気なく言った」「冗談のつもり」と思っていても、言われた側には大きな心の傷となることがあります。
  • 特に、周囲の子どもが笑ったり同調してしまうことで、本人の自己肯定感が下がる、学校へ行きづらくなる、対人関係に不安を感じるなどの深刻な影響が出る可能性があります。
  • 「いじめ」にあたる言葉や態度は、子どもの成長段階によって形を変えつつも、根底にある「相手を傷つける・排除する意図」は変わりません。大人が早期に気づき、注意を促したり相談に乗ることが重要です。

これらの例はあくまで一例ですが、実際の子どもたちのやり取りの中でも頻繁に見聞きされる表現です。

いじめの問題は、「言葉」だけでなく「表情・態度」や「SNSを介した無視や嫌がらせ」など、多岐にわたります。周囲の大人が子どもたちの言動や雰囲気の変化を敏感にキャッチし、早めの声かけやサポートをすることで、深刻な事態になる前に防ぐことができる場合もあります。

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