現代の職場で、最も多くの心の負担を感じる原因のひとつが「職場の人間関係」です。
勤務先のクリニックでも、カウンセラー登録をしている悩み相談アプリ「Gift」でも、この問題に心痛するかたはとても多いです。
ほかならぬ私自身も新人時代には嫌味を言われたり、業務連絡を受け取れなかったりと、さまざまな嫌がらせを経験しました。
体に現れる職場いじめの影響
職場でのいじめや嫌がらせが続くと、次第にストレスが積み重なり、体にも影響が現れます。以下のような症状が出始めたら、危険信号です。
- 睡眠不足や食欲不振
- 家を出る前に吐き気や頭痛
- 目眩や立ちくらみ
- 耳鳴り
- 頭皮にできる円形脱毛症
- 寝ている間に無意識に体を掻きむしる
- 物が重く感じるようになる(箸やペンが重いと感じる)
証拠を記録に残すことの重要性
私が精神的に追い詰められていた時、大学時代の恩師から「証拠を残すことが君を守る最強の武器になる」と強くアドバイスされました。具体的には以下のことを勧められました。
- 日記やメモで毎日の出来事を記録する
- 可能ならば録音や録画を行う
- 記録は毎日続けることが重要
これらの証拠は、後に自分を守るための強力な武器になります。
記録が難しい時は音声入力を活用
精神的に辛くて手を動かすのが難しい場合は、スマートフォンの音声入力機能を活用しましょう。スマートフォンのバージョンアップを行っておけば、音声入力の精度も高まり、簡単にメモを取ることができます。
毎日記録を続けることで、あなたの証拠は揺るぎないものとなります。加えて、録音や録画データがあれば、さらに強力な証拠となるでしょう。
動かぬ証拠を守るための保存術
集めた証拠が消えてしまっては元も子もありません。以下の方法でしっかりと保存しましょう。
- 定期的にバックアップを取る
- 外部のクラウドサービスに保存する
- スマホで撮影したり、コピーを作成して別の場所に保管する
証拠を確実に保存して、いつでも取り出せる状態にしておくことが重要です。
いじめや嫌がらせをしてくる者たちは(1)ずる賢い (2)頭が悪い のいずれかです。いじめや意地悪の首謀者が(1)である場合はとくにデータの保存は「常に」「別のもの」にも移しておいてください。
たとえばiPhoneに証拠を入れている場合は、月々数百円で済むのでiCloudに保存するとか、Amazonのプライム会員ならばAmazonphotoに保存するとか~いずれも自動で保存できる設定がありますよ。
パソコンで管理する場合は外付けHDDに保存するとか、ノートに書いて証拠を記録している場合は1週間に一度や10日に一度程度、それをスマホに撮って保存したり、コピーにとってファイリングをしたり。
保存先は今の世の中たくさんありますからね! 負けないでね!
いじめは職場だけの問題ではない
いじめや嫌がらせは、職場だけでなく、家庭や学校、アルバイト先、恋人との間でも起こり得ます。どのような場所でも、動かぬ証拠があなたを守ってくれることを忘れないでください。
精神的に追い詰められているときは、冷静に行動するのが難しいかもしれません。そんな時は、私に相談してください。一緒に解決策を考えましょう。