10代の子どもたちが毒親との関係で苦しんでいる場合、進学や就職をきっかけに「ひとり立ち」をすることで、物理的に距離を置くことができ表面的には状況が落ち着くことがよくあります。
親と一緒に暮らしていると、どうしても日々の生活の中で干渉や支配的な言動にさらされ、精神的な負担が大きくなるよね。だけど自分の住まいを持って、親の目の届かないところで生活を始めると、その影響から一時的に解放される感覚を得ることができます。
この「ひとり立ち」は特に10代にとって、親の影響から自分を守る大きな一歩。自分で生活を管理し、自分の意思で行動することで、少しずつ自己肯定感や自立心を育てることができます。
そして物理的な距離を保つことで、親との間に適切な境界を引きやすくなるため、心の負担も軽減されるでしょう。
ただ、私が強調したいのは物理的な距離ができたとしても、心に刻まれた親からの影響がすぐに消えるわけではないということです。親から受けた否定的な言葉や行動は子どもの心に深い傷を残し、自己評価に影響を与え続けることが多いです。
また距離があっても、親からの電話やメッセージ、さらには再会時に再び支配的な言動が繰り返されることもあります。そのため、「ひとり立ち」が一時的な解決策になることはあっても、長期的には心のケアが必要です。
心理的な回復には時間がかかることが多く、カウンセリングや信頼できる人との対話など、適切なサポートが大切です。
物理的な距離を取るだけでなく、心の中で自分自身を守り、癒していくプロセスも並行して進めていくことが大切だと思います。
信用できない大人が言うこと
自分が幸せになるための人生は、自分の手で選んでいいんです。
そのための具体的な方法がわからなかったり、苦しい状況から抜けだしたいけど抜け出すことが怖くて動けない時は「信用できる大人」に相談してください。
信用できる大人の見分け方は「優しいことだけを言わない人」です。
ときには耳障りのよくない厳しいことを言うこともあるかもしれない人が、いざという時に守ってくれる可能性が高いです。
ただし、こんな言い方をしてくる人は信じちゃダメです。こういうことを言う人達はあなたを食いものにする奴らです。信じちゃいけないよ。
・「君みたいな大変な子にこんなことをしてやれるのは俺だけ」
・「あなたみたいな厄介ごとの多い子を守ってあげられるのは私たちだけ」
・「君がこれをしてくれれば(君さえ我慢すれば)みんな喜ぶんだよ」
・「誰も君のことを理解してくれないけど、私だけはわかってあげる」
「あなたのために」とか「助けてあげる」と言う大人も信用しなくていい。言い方が恩着せがましい奴はあとあとめんどいから、後ろ足で砂かけて逃げちゃえ(笑)
あなたを助ける代わりに〇〇してねなど、等価交換の条件を出してくる大人も信用しなくていいです。
逃げたい、自分の人生を生きたい
親元から逃げたい。自分の人生を生きたい。だったら、とにかくお金を稼いで。泣いてる時間もお金を稼いで。ただし、ウリとかパパ活・ママ活はしたらだめよ。ふつうのバイトでいいのですから。
目標まずは30万。30万あればまずはなんとかなる。いざという時に「自分のお金」があるかないかで、運命は大きく分かれます。
お金を持たずして毒親から逃げていると、耳障りのいい言葉を吐いて近づいてくる信用できない大人に次々に出遭ってしまいます。この出遭いは最悪で、転落一直線。這い上がるのに10年以上かかります。
厳しいことをいうようだけど、これが真実。
この世はお金でどうにかなる。自分の人生を生き直すために必要です。
そのお金は絶対に誰にも奪われないよう、しっかりと管理してね!
心から信用できる大人を見たことがなければ、信用できる大人を見抜く目は養われていません。ですので「無責任な甘い言葉」や「本心を隠した優しそうな言葉」に救われる気がしてしまうことがあるかもしれません。
- 「君みたいな大変な子にこんなことをしてやれるのは俺だけ」と言う人は信じない
- 「あなたみたいな厄介ごとの多い子を守ってあげられるのは私たちだけ」と言う人は信じない
- 「あなたのために」や「助けてあげる」と恩着せがましく言う大人は信用しない
- 等価交換の条件を出してくる大人は信用しない
- 「君がこれをしてくれれば(君さえ我慢すれば)みんな喜ぶんだよ」と言ってくる大人は信じない
- 「誰も君のことを理解してくれないけど、私だけはわかってあげる」と言ってくる大人は信じない
本当に信用できる大人は1割くらい。そうそう出会わないから簡単に信じちゃダメ。〔続く〕