とにかくイジメが嫌いです。いじめる側の子の家庭環境にも複雑なことがある、という背景を知らないわけではありません。しかしとにかくイジメが嫌いです。
保護者からわが子がイジメの標的にされないように、親としてできることはありますか? と質問をうけることが少なく見積もっても年に5回はあります。
私の答えは「太らせないこと」。
「自分とは違う」がからかいのもとに
ルッキズムが叫ばれる昨今、誰がどんな体型でいようと本人が自分らしくいられることが一番いいんです。今回の話はそれではなく、子どもがイジメの標的にされないようにするには? です。
太っているというのは、子どもがからかいやすい要素のひとつ。冗談を冗談として受けとめることができる子はいいんだけど、そうではない子もいます。
体型のことを冷やかしたりからかってはいけないと、親や学校がどれだけ教えても子どもって「自分とは違う点」を見つけてイジったり笑ったりしがちです。
太っているいないだけに限らず、痩せすぎていても、背が高くても低くても自分たち(=その場の平均)とは違う点を持つ子たちをなにかと標的する。この構図って大人にもいまだにあるよね、もうほんとバカバカしくて鬱陶しい。
子どもって、冗談発進が本気の喧嘩や無視、仲間外れに発展することが多いですよね。はじめはほんのからかいのつもりが、たかがそんなことで? と大人が呆れるような理由で仲間外れやイジメが陰湿化→凶悪化してしまう。
私自身はふっくらしている子どもは可愛いと思うし、ぷくぷくしてる子どもは子どもらしくて大好きなんです。なにより本人が満足していて、本人が自分らしくいられるならそれでいいじゃないのと心底思います。
しかし保護者からの質問に真摯に答えるならば、やはり先ず以て「太らせないこと」になります。
イジメをする側に問題があるのは一歩も揺るがない事実。ですが…イジメをする子の親はやはりなにかと冷静に血の通った話ができないことが多いので、イジメに遭っている子やその家族はつらさが何倍にも何十倍にも膨らむことがあります。
ですので「標的にされないようにすること」「too muchに太らせないこと」って、私はけっこう重要なファクターなんじゃないかなって思っています。
その次に多い保護者からの質問は「スマートフォンを何歳から持たせるのが正解だと思いますか?」です。これについてはまた次回に。