アダルトチルドレンと認知の歪みの連鎖

機能不全家族/愛着障害

「認知の歪み」という言葉を耳にすることが増えてきましたが、具体的にはどんなことを指すのでしょうか?いくつかの例を挙げてみます。

❶ 事実:「お父さんとお母さんが喧嘩をしている」

  • 認知の歪みが「ない」場合
    「仲良くしてほしいなあ」「昨日は仲良かったのになあ」
  • 認知の歪みが「ある」場合
    「僕のせいで喧嘩しているのかもしれない」「私が70点しか取れなかったから喧嘩してるに違いない」

❷ 事実:「メッセージを送ったのに1時間、既読にならない」

  • 認知の歪みが「ない」場合
    「寝ているのかな?」「忙しいのかな?」
  • 認知の歪みが「ある」場合
    「浮気しているかもしれない」「僕/私のことが嫌いになったに違いない」

❸ 事実:「息子が学校で先生の話を聞かずに騒いで注意を受けた」

  • 認知の歪みが「ない」場合
    「どうして先生の注意を聞かなかったのか、聞いてみよう」
  • 認知の歪みが「ある」場合
    「どうしてこんなにダメな子に育ってしまったんだろう…」「将来、いい会社に勤められないだろう…」

❹ 事実:「カウンセリングの予約を入れたい」

  • 認知の歪みが「ない」場合
    「チャットで空いてる時間を聞いてみよう」
  • 認知の歪みが「ある」場合
    「私なんかが予約を入れると迷惑かもしれない…」

認知の歪みがある人にとって、物事は過剰にネガティブに捉えられがちです。
逆に、認知の歪みがない人は物事を前向きに受け取ります。

この違いは、親子関係や家庭環境など、子どもの頃の体験に大きく左右されるのです。

認知の歪みの連鎖

認知の歪みを持ったまま親になると、その歪んだ考え方を「正しいもの」として子どもに伝えてしまいます。これが「歪みの連鎖」です。

認知の歪みを引き継いでしまうと、子どももまた同じ苦しみを抱えて生きることになります。

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✍私が書きました
一 真由


心療内科|「心と体」に寄り添い続けて20年。「支える側」を支えたい。当事者には寄り添いたい。ヒアリングをとくに大切にしています。


✓毒親/虐待/機能不全家族 ✓ASD/ADHD/アスペルガー ✓アダルトチルドレン(AC) ✓新型うつ/社会不安障害 ✓不登校児相談 ✓虐待連鎖断ち ✓社会復帰認知の歪み


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