1.肉体的暴力
- 殴る蹴る叩く
- 投げ落とす
- 火傷を負わせる
- 溺れさせる
- 首を絞める
- 激しく揺さぶる
- 縄や紐・バンドなどによる拘束
2.性加害
- 未成年者への性交・性的行為
- 性行為を見せる
- 性器を見せる
- 合意なく性器に触れる、触れさせる
- 被写体にする
3.精神的虐待・心理的支配
- 無視
- きょうだい間での扱いに差をつける
- 子どもの前で家族に対して暴力を振るう・暴言を吐く
- 自尊心を傷つける言葉を繰り返し使って傷つける
- きょうだいに虐待行為を行う、行っているのを見せる
4.ネグレクト(保護怠慢・養育放棄や拒否)
- 食事を与えない
- 衣服を着替えさせない
- 正常な発達を妨げる著しい減食
- 不潔にさせている
- 家に閉じ込める
- 乳幼児を自動車や家の中に放置する、置き去りにする
- 病気やケガをしている(と思われる)のに病院へ連れて行かない
- 同居人が虐待をしていても放置する
- 子どもの情緒的な欲求に応えない
上記の-厚労省の定めた四定義によるもの-に加え、昨今、非常に問題視されているのが
5.「教育虐待」6.「スマホネグレクト」の2つです。
言葉そのものはご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
スマホネグレクトとは?
親がスマホに夢中になりすぎるあまり、知らず知らずのうちに子どもを無視してしまっている状況のこと。
スマホネグレクトが大問題なのは、親が自覚している自身のスマホ利用時間よりも実際には「3~5倍ほどの無視状態」が続いているケースが圧倒的に多いということです。
iPhoneユーザーの場合「設定」→「スクリーンタイム」でご自身のスマホ利用時間を確認ができたり、スマホを見ない時間の設定や、アプリ毎の使用時間制限を設定できます。
「毒親」といっても実に様々で、同時に子どもには個人差があります。A君にとってはそれほどたいしたことがないようなことも、Bちゃんにとっては心を抉られ自尊心が削られるような「虐待」にあたるかもしれない。
ですので我々カウンセラーや医師は「そのくらい」と思わずに、ひとりひとりの痛みにできれば……誠実に向き合いたいものです。