カサンドラ症候群と子育ての悩み

子育てにおいて、以下のような状況が重なると、カサンドラ症候群に陥りやすくなり、そこから「パニック発作」や「うつ」などの二次障害が現れる可能性が高くなります。
- お子さんに発達の個性(凸凹)があり、思うような子育てが難しい
- パートナーが子育てや発達障害の特性に対する理解や協力を示してくれない
- 自身の両親からの理解やサポートが得られない
- パートナーのご両親からの温かい支援や理解が感じられない
上記のうち、2つ以上に当てはまる場合は、心身に大きな負担がかかるかもしれません。
ASDとADHDは併発していることが多い
ここで大切なことがあります。ASDやADHDといった診断について「100%〇〇」と決めつけることは難しいです。実際には、
- 日常生活で見られる特性は、ASDやADHDの両方が絡み合っていることが多い
- ある特性が目立つために、「あなたは〇〇」と診断されることはあるが、実際にはASDとADHDは併発・合併しているケースが多いかなー。
つまり、ASDの特性だけに目を向けるのではなく、日常の中でどのようなサポートが必要かを見極めることが大切です。
●ADHDの傾向もみられるけれど、日常生活ではASDの特性が強く出やすく、それによって躓きやすいみたいだな→「あなたはASDです」
●ASDの傾向もみられるけれど、日常生活ではADHDの特性の方が優位に出やすく、それによって躓きやすいことが多いな→「あなたはADHDです」
簡単にいえばこんな感じだと思ってください。
例)ASDの特性を持つお子さんへの接し方


ASDの子どもにはこういう伝え方をすればいい!

ASDの子どもはこういう教え方をすればいい!

その通りにやっているのにどうしてうまくいかないの…! もう嫌だ! つらい… 誰もわかってくれないし誰も助けてくれない…!

ASDと診断をうけて、ASD傾向が見られる子どもに良いと推奨されているあれやこれやで接してきたけれど、どうにもうまくいかない…なぜですか?
ASDとADHDは完全なる別物ではなく、併発/合併していることがほとんどなので「ASDの特性についてだけ知っておけばいい」というわけではないんです。
ASDと診断をうけたけれど、ADHDの特性に合わせたアプローチの方が効果が大きく発揮されたり、発達障害特性ではなく、夫婦喧嘩が多いなどの家庭環境による「脳の萎縮や脳の変形」が原因のこともあります。そのばあいはまったく異なるアプローチが必要になります。
ママたちを孤立させないために

お子さんの脳と心を守るためには、ママ達をカサンドラ症候群にしない・孤立させないことが早急課題です。けれど実際には…孤立無援状態で家庭内でまさに孤軍奮闘でぎりぎりのママ達が多くいます。
私もカサンドラ症候群経験者
私のばあいは職場の人間関係にカサンドラ症候群が発生しました。
「発達障害」「アスペルガー」「ADHD」などが日本でまだ一部の医療者にしか知られていない頃に、この心の苦しさの正体はなんだろう…と大きな穴に、独りで落っこちたような感覚が日増しに強くなりました。
- 不眠・食欲不振
- 勝手に涙が溢れる
- イライラが止まらない
- 心がずっとトゲトゲする
- 原因不明のめまいが続く
- 心因性の発熱が3ヶ月続く ※カサンドラ症候群のしんどさの出方には共通点も多いですが、個人差もあります
当時は「初期のうつ病」「鬱状態」などと診断されました。
家庭内で一人で抱え込まず、周囲の理解やサポートを求めることが、カサンドラ症候群の改善への第一歩となります。実際、私自身もかつて同じような心の苦しみを経験し、専門家の助けを借りながら少しずつ立ち直ってきました。
カウンセリングとサポートの重要性

発達障害の特性を持つご家族やお子さんとの日々の中で、ママたちが感じる不安や孤独、そして心の疲弊は決して小さなものではありません。もし、どこから手を付ければよいかわからなくなったときは、
- 一人で抱え込まず、専門家のカウンセリングを受ける
- 家族や信頼できる友人と、日々の思いを共有する
といったアプローチを考えてみてください。ひとりひとりに合わせたサポートが、あなたとお子さんの未来をより明るいものにする手助けになるはずです。