カサンドラ症候群の二次障害になりやすい条件
- お子さんに発達の凸凹傾向があり
- 思うような子育てができない
- 夫に理解や歩み寄りがない
- 自身の両親に理解や協力姿勢が見えない
- 夫の両親からの理解や歩み寄り、労りがない
上記の5つのうち2つ以上あてはまれば、カサンドラ症候群およびそれを軸とした「パニック発作」「うつ」などの二次障害は起こりやすいです。
100%〇〇なんてほとんどいない
ここでひとつ大前提として知っておいてほしいことがあります。
- ASD(旧アスペルガー)100%の人
- ADHD100%の人
…ほとんどいません。全体の1%もいないんじゃないかな? ほとんどの場合は、併発/合併しています。ではなぜ、「あなたはASDですね」「あなたはADHDです」といった診断がされるのか? 難しい説明を省くとその答えはとてもシンプルで
●ADHDの傾向もみられるけれど、日常生活ではASDの特性が強く出やすく、それによって躓きやすいみたいだな→「あなたはADSです」
●ASD(旧アスペルガー)の傾向もみられるけれど、日常生活ではADHDの特性の方が優位に出やすく、それによって躓きやすいことが多いな→「あなたはADHDです」
簡単にいえばこんな感じだと思ってください。
ASDとADHDは完全なる別物ではなく、併発/合併していることがほとんどなので「ASDの特性についてだけ知っておけばいい」というわけではないんです。
ASDの子どもにはこういう伝え方をすればいい!
ASDの子どもはこういう教え方をすればいい!
その通りにやっているのにどうしてうまくいかないの…! もう嫌だ! つらい… 誰もわかってくれないし誰も助けてくれない…!
という風に『失意と孤独』を味わってしまうママ達がとても多いです。
ASDと診断をうけて、ASD傾向が見られる子どもに良いと推奨されているあれやこれやで接してきたけれど、どうにもうまくいかない…なぜですか?
もしかすると、診断ではASDと出たけれど、日常生活ではADHDやADDの特性が出やすいのかもしれないですね? 併発・合併していることが多いんですよ!
もしくはお子さんがその繊細な感受性によって「自分がママを悲しませている」「自分がママを苛立たせている」と気づいていて
委縮や過緊張のあまり厚いバリアを張ってしまっている可能性もあります。そうなると、
- ママもお子さんも心が壊れてしまいます。
- お子さんの場合は脳に委縮や肥大・変形が起きてしまいます。
- ※お子さんが9歳以下なら脳の変形に良いアプローチができます
「脱・カサンドラ症候群」が早急課題な理由
お子さんの脳と心を守るためには、ママ達をカサンドラ症候群にしない・孤立させないことが早急課題です。けれど実際には…孤立無援状態で家庭内でまさに孤軍奮闘でぎりぎりのママ達が多くいます。
なにを隠そう、私自身もカサンドラ症候群経験者です。
私の場合は「発達障害」「アスペルガー」「ADHD」などが日本でまだ一部の医師にしか知られていない頃に、この心の苦しさの正体はなんだろう…と大きな穴に“独りで落っこちた”ような感覚が日増しに強くなり、
- 不眠があったり
- 勝手に涙が溢れたり
- 原因不明のめまいが続いたり
- 心因性の発熱が3ヶ月くらい続いたんですよね
- ※カサンドラ症候群のしんどさの出方には個人差があります
当時は「初期のうつ病」「鬱状態」などと診断されましたが、のちに2回似たような症状に陥ったことがありその際に「いわゆるカサンドラ症候群というものだね~」だと発達専門の先生方に診断をうけました。
ですのでそのつらさも、治癒へ向かう方法も身を以て熟知しているつもりです。
- カサンドラ症候群のつらさと改善
- お子さんへの正しいアプローチ
- 委縮や肥大が見えるお子さんの脳へのアプローチ
- 他
もしかするとご相談にのれることがいくつもあるかもしれません。「独り」にしない、「1人1人に合わせた」カウンセリングには自信と定評があります。自分で言う(笑)