心療内科に勤めて20年になります。患者さんの背景にいる「酷い人たち」を客観的にというか、間接的に何千人とみてきました。
心療内科や精神科などメンタル系のクリニックに通院なさる患者さんは、3つのタイプに分けられます。
- 第三者の目に「危なく見える人」を簡単に信用してしまう傾向がある
- 心の扉が厚過ぎて、信じるに値する人のことも拒否してしまいがち
- トラブルメーカーを引き寄せてしまう
今回の記事は「自分は1~3のいずれかにあてはまるなあ」と心当たりのある人に向けて書いています。人間を見る目を養いたい人にもオススメよ。
こんな人は信じちゃいけない15選
1.噂話や他人の秘密を広める人
他人のプライベートな情報を勝手に話す人は、あなたの秘密も守りません。悪口や陰口の共有で仲良くなろうとしてくる人は非常に危険よ。
2.自分のミスを認めず、他人のせいにする
仕事のミスやうっかりミスなど、ミスの大小を問わず自分の過ちを認めたがらず、謝ろうとしない人や常に他人のせいにする人は、必ず最後は裏切るわよ。
3.口約束を守らない人
信用できる人は小さな約束、些細な約束、口約束すら守ります。
ただし「また近々食事でも!」や「また今度ねー!」などはたいていの場合、社交辞令であることが多いため約束ではないという認識を持つ人が多いでしょう。
4.感情の起伏が激しい人
自分の感情の責任をとれない人は精神的に幼稚です。実年齢も子どもであればいいのですが、大人なのに感情の起伏が大きくて周りに気をつかわせるような人は後々に必ず厄介ごとを起こします。そうっと離れて。
5.自分がいかに有能であるかを語る人
5-1.)自己防衛のための過剰な自信
自分に自信がない人ほど、その不安を隠すために過剰に自分を有能に見せようとします。これは、他人からの評価を得たい、弱みを見せたくないという防衛的な行動です。
5-2.)承認欲求が強い
自己肯定感が低い人は、他者からの承認を得ることで安心感を得ようとします。そのため実際の能力にかかわらず、自分をアピールし続け他人に認めてもらいたいと強く感じます。
5-3.)コントロールを得ようとする
自分を有能に見せることで、他人を支配したりコントロールしたりしようとすることがあります。他者に自分を頼らせることで、優位に立ちたいという意識が働く場合があります。
5-4.)成功への焦り
他人に認められることや成功への焦りが強い場合、実力よりも先に自分を高く見せて機会を得ようとする傾向があります。
これは「結果よりも先に評価を得たい」という考え方に基づいています。
5-5.)競争心が強い
周囲との競争が激しい環境では、他人に遅れを取りたくないという思いから、自分の実力以上に有能であるかのように振る舞うことがあります。特に、他者と比較される場面ではその傾向が強まることがあります。
10.いつも自分を被害者として語る、被害者意識が強い人
常に自分が被害者の立場で話す人、頑張っているのに認められないといったふうに話を持っていく人、自分は可哀そうな存在だとして見えるように話す人は、他人の立場や他者の感情を無視する傾向があります。いわゆる「自己中」な人に多いかな。
11.一貫性のない行動を取る人
自分の立場を守るために行動や発言をコロコロ変えがちな一貫性がない人の中には、自分にとって不利な状況を回避するために意図的に態度を変えたり、言い訳をすることが多いです。
たとえば責任を取る場面では「そんなことは言っていない」と言い、好機では「自分がそう提案した」と主張する。このような人は、周囲からは信頼を得にくくなりますし、誠実さが疑われることも多いです。
12.遅刻・ドタ変・ドタキャンが多い人
遅刻が多い人やドタ変(ドタンバ変更)・ドタキャンが多い人は、周囲の人に対して信頼感を欠く印象を与えます。
それは時間や約束に対する責任感や、他者への配慮が足りないように見えるからです。頻繁に予定を変更したりキャンセルしたりする人は、約束の重みや他人の時間を尊重していません。
13.直接的なメリットがないと考えた相手への態度が横柄な人
たとえばタクシーのドライバーさん、ビルの警備員さんや清掃員の方々や飲食店のスタッフさんや宅配ドライバーの方々など。
直接的に利害は発生しない相手に対する態度がぞんざいだったり横柄だったり見下していたり、ふんぞり返っていたりする人のその態度は、3年後にあなたが受ける態度です。これ、ほんとよ。
14.自己評価が常に高い
自分を常に卑下しているよりも自己評価が高い方が良いじゃないかとみるむきもあるかもしれませんが、自己評価が「常に高く」て、相手の意見を尊重せず異論を認めないとなると話は別です。
⦁ ばかだな~
⦁ そんなことも知らないの
⦁ ふつうはこうでしょ
⦁ それ、ソースあるの?
⦁ そんなはずない
⦁ 女って楽でいいよな
⦁ 女って泣けば済むからいいよな
⦁ わかったわかった、君の意見はわかった。そこまでいうならやってみればいいよ。万が一のことが起きても責任はとらないけど / 万が一の時は責任取ってね
男女問わずモラハラ・パワハラ・マウント系はこれらいいがちだなー。
15.食べきれないのに頼む人
たまたまその日、体調が悪くて…という、稀な1回は当然のように別ね。
食べきれないのに注文をすることが多い人は、計画性や責任感に欠けていて、他の人への配慮が薄いとみます。食べ物を無駄にする行動は、自分勝手さや誠実さの欠如のあらわれであることが多いですね。
まとめ+SSに撮って画像保存しやすい簡易表
©カウンセラー真由作「こんな人は信じちゃいけない15選」いかがでしたでしょうか?
えーそんなことないよー! という意見もあろうとは存じますが、なかなか的を射てるのではないかしらと個人的には思っております。自己評価高いかしら(笑)
信用できない人 | 予防策 | 遠ざける方法 |
---|---|---|
噂話や他人の秘密を広める人 | 個人的な情報を慎重に扱い、信頼できるか確認。 | 噂話に加わらず、距離を取る。 |
自分のミスを認めず、他人のせいにする人 | 責任の範囲を明確にし、記録に残す。 | 共同プロジェクトや責任のある場面を避ける。 |
口約束を守らない人 | 約束や決定事項は文書に残す。 | 重要な役割から遠ざける。 |
感情の起伏が激しい人 | 冷静に対応し、感情的な場面では距離を取る。 | 直接の関わりを減らし、やりとりを最小限にする。 |
自分がいかに有能であるかを語る人 | 実際の行動を観察し、結果を確認。 | 距離を置き、頼りすぎない。 |
いつも自分を被害者として語る、被害者意識が強い人 | 冷静に客観的な視点を提供する。 | 聞き役を最小限にし、関わりを減らす。 |
一貫性のない行動を取る人 | 行動や発言に期待しすぎず、記録を残す。 | 重要な決定には関与させず、距離を置く。 |
遅刻・ドタ変・ドタキャンが多い人 | 予定を再確認し、余裕を持つスケジュールを組む。 | 重要なイベントから遠ざける。 |
直接的なメリットがないと考えた相手への態度が横柄な人 | 誰に対しても敬意を持つことを強調する。 | その人と関わりを最小限にする。 |
自己評価が常に高い人 | 異なる視点を提供してバランスを取る。 | 議論を避け、必要最低限の関わりに留める。 |
食べきれないのに頼む人 | 外食時には適量を勧め、注文前に確認する。 | その人と食事の機会を減らす。 |