「パートナーが話し合いから逃げるタイプだった…もっと早く気づけたら良かったのに」
そんな相談をいただくたびに、「恋愛初期にこんなサインがありませんでしたか?」とたずねることがあります。実はちょっとした言動をよーく観察していると、逃げるタイプになる兆候が見えてくるものです。
ここでは、恋愛の初期段階に見られがちな「逃げるタイプのサイン」を10個紹介します。もちろん、ひとつ当てはまったらイコール「逃げる人確定」というわけではありませんが、複数の項目が当てはまる場合は要チェックかもしれません。

1. 感情をあまり表現しない
「何かあった?」と聞いても「別に…」「大丈夫」で済ませてしまい、深い話や本音がなかなか出てこないタイプです。困難や感情的な場面を避けたい気持ちが強いので、いざ問題が起こっても向き合わずにスルーしがちになる可能性があります。
2. 真剣な話をすぐ打ち切る
楽しい雑談は盛り上がるのに、少し踏み込んだ話題になるとすぐに別の話に切り替えてしまう…。そんな人は、「重い話」や「対立が生まれそうな話題」を極力避けようとします。将来やお金、家族など大切なことを話し合う場面でも逃げてしまう恐れがあります。
3. デートや約束に消極的
「次はいつ会おうか?」と提案しても、「忙しい」「また連絡するよ」とはぐらかすばかり。関係を深める行為=責任や面倒ごとが増える、と感じているのかもしれません。関係が浅いままなら、面倒な話し合いもなくて済む、と思っている可能性があります。
4. 「任せるよ」が多い
何かを決めるときに「君が好きなほうでいいよ」「君が喜ぶほうを選んで」「君に任せるよ」と投げてばかりの人は、責任や対話から逃げたい気持ちが強いのかもしれません。
表面上は「優しい」「相手に合わせてくれる」ように見えて、意見の行き違いや感情の摩擦などのトラブルを避けたいだけ、というケースもあります。
5. 小さなトラブルを隠すために嘘をつく
ほんの些細なことであっても、バレないように嘘を重ねるタイプは要注意。「嘘をつけば相手と面倒な話し合いにならずに済む」という発想を持っている可能性が高いです。信頼関係を築くうえでも大きなリスクになります。
6. 過去の話をあいまいにする
以前の恋愛や家族とのことなど「もう済んだことだから…」と話したがらず、詳細をぼかすタイプです。過去の傷やトラブルについてきちんと向き合っていない場合、いざ今の関係で問題が起きてもやはり避けてしまう傾向があります。
7. 決断をいつも相手任せ
5と似ていますが、デートコースや食事場所、ちょっとした予定などを決めるときも「好きにしていいよ」と言い続ける人は、責任を回避するクセがあるかもしれません。関係が続くと、さらに大きな決断(将来設計や同棲・結婚など)でも逃げ腰になる恐れがあります。
8. 連絡が急に途絶えがち
順調だったのに、ちょっと深い話をした翌日から数日間連絡が来ない、未読スルー、既読スルー…など、ちょっと揉めたくらいで、ちょっと核心を突いた質問をされたくらいで、自分にとって都合の悪い(隠したい)話になったくらいでサッと距離を置く人は、困難な話題を全力で避けようとするタイプかもしれません。
9. 他者の意見に極端に合わせる
「何でもいいよ」「みんながそう言うなら、それでいい」と自分をほとんど出さない人は、一見穏やかに見えますが、本心を見せたくない・対立をしたくない気持ちが強い可能性があります。問題が起きたときも責任や意見の衝突を避けて、逃げてしまう場合が多いです。
10. すぐに機嫌が悪くなる
少しでも感情的な話題に触れると、ムスッと黙り込んだり不機嫌になって会話を終わらせる人は、「自分の感情をうまく扱えない」「議論や対話を避ける」傾向があります。深い話になると険悪ムードに逃げてしまい、きちんと話し合うことができなくなるでしょう。
まとめ:複数当てはまるなら要注意。まずは小さな対話から

いくつかサインが当てはまるからといって、すぐに「この人は絶対に話し合いから逃げるタイプだ!」と断定する必要はありません。でも、複数の項目に当てはまり、それが繰り返し見られるようなら要注意です。
もし気になる点があるなら、恋愛初期のうちに前回の記事に挙げたように小さな対話から始めてみてください。「今はどんな気持ち?」と軽く聞いてみたり、自分の考えを素直に伝えてみたりするだけでも、相手が逃げ癖を持っているかどうかが少しずつ見えてきます。
恋愛は楽しくもあり、時には衝突やすれ違いもつきもの。お互いが本音で話し合える関係を築けると、いざというときも乗り越えやすくなります。ぜひゆっくりと、相手の言動を観察しながら2人が安心して話し合える関係を育んでいってくださいね。