ごちゃつく部屋にサヨナラ!「ベッド下収納」でスッキリ空間と心の余裕を手に入れよう
「部屋がなかなか片付かない」「どこから手をつけていいかわからない」…そんな悩みを抱えている人はきっと多いですよね。特にADHD(注意欠如・多動症)の特性がある方は、一時的に物を元に戻すことはできても、長期的に整った状態を維持するのが苦手な場合があります。
難しい収納術は要りません!
「出番の少ないものはベッド下へ!」 というシンプルなルールだけ。
普段使わないデッドスペースであるベッド下を有効活用することで、部屋は見違えるほどスッキリし、片付けのハードルもぐっと下がります。
この記事では、そんな「ベッド下収納」の魅力と具体的な活用法、おすすめアイテム選びのコツまで、詳しくご紹介します。あなたもベッド下収納をマスターして、快適な空間と心の余裕を手に入れましょう!
なぜ「ベッド下収納」がおすすめなの?3つの大きなメリット
ベッド下収納には、部屋を片付けやすくするための魅力がたくさん詰まっています。
デッドスペースを有効活用!部屋が劇的にスッキリ
ベッドの下は普段あまり意識しないものの、実はかなりの収納力を持つデッドスペースです。
ここに物を収納することで、部屋の中に散らばっていた物が減り、床や机の上が広々と使えるようになります。視覚的にもスッキリするため、「片付いた!」という実感を得やすくなります。
片付けのハードルがぐっと下がる
「とにかく物が多い」「物を捨てられない」「収納スペースが足りない」といった声は、片付けが苦手な理由としてよく挙げられます。
ベッド下収納は、まさにこれらの悩みを解決する手助けとなります。
使用頻度の低いものを「とりあえずベッド下のボックスに入れる」というルールにすれば、細かく分類したり、完璧に整理整頓したりする必要はありません。
まずは目につく場所から物を減らすことで、片付けへの心理的なハードルを下げることができます。
「片付けが苦手な理由」- 20代から50代の女性調べ
1位:とにかく物が多い タップで詳細
「物の量が多すぎて収拾がつかない」「何から手をつけていいかわからない」と感じる人が多数。
👉 153人
2位:物を捨てられない タップで詳細
「もったいない」「思い出がある」など感情面で捨てる決断ができないという声。
👉 135人
3位:面倒で後回しにしてしまう タップで詳細
忙しさや気力不足から「今度でいいや」とつい放置しがち。
👉 90人
4位:片付ける時間がない タップで詳細
仕事・家事・育児などで物理的に時間が確保できないという現実的な問題。
👉 77人
5位:収納スペースが足りない タップで詳細
「片付けようにも入れる場所がない」と悩む人も。賃貸住宅や古い間取りで特に多い傾向。
👉 38人
6位:捨てていいか判断できない タップで詳細
「いつか使うかも」「まだ使えるかも」と迷ってしまい、結局手が止まるパターン。
👉 31人
7位:片付いていなくても支障がない タップで詳細
「散らかっていても生活できるから…」と片付けの必要性を感じていない人も少数派で存在。
👉 18人
出典:woman.mynavi.jp(2023年公開調査より)
ADHD特性があっても続けやすい!シンプルな仕組み
ADHD特性のある方にとって、片付けや整理整頓を「継続する」ことは特に難しい課題となりがちです。整理整頓には、持続力や計画力、論理的な思考力、分類能力など、さまざまなスキルが求められますが、これらを常に維持するのはADHDの特性がなくても大変です。
その点、ベッド下収納は「迷ったらベッド下へ入れる」という非常にシンプルなルールで運用できるため、複雑な判断や計画を必要としません。
出番の少ないものを一時的にまとめて見えない場所に置くことで、日常生活の動線から遠ざけ、散らかりにくい仕組みを作る第一歩となります。
ベッド下収納アイテムの選び方&おすすめ商品
ベッド下収納を成功させるには、アイテム選びが重要です。
基本は「フタ付き収納ケース」を選ぼう!
ベッド下はホコリがたまりやすい場所。
そのため、「フタ付きの収納ケース」 を選ぶのがおすすめです。
フタがあればホコリを防ぎ、中身を隠してスッキリ見せることができます。また、同じケースで揃えれば積み重ねも可能になり、スペースをより有効活用できます。
購入前の最重要ポイント:「測る」こと!
収納ケースを選ぶ前に、必ずベッド下の「高さ」「奥行き」「ベッドの縦のサイズ(または収納したいスペースの幅)」を正確に測りましょう。
これを怠ると、「せっかく買ったのにケースが入らない…」といった悲しい失敗につながりかねません。メジャーできちんと計測してから、お店やオンラインショップで適切なサイズのケースを選んでください。
【具体例】ダイソーのベッド下収納ケースワイド(フタ付き 550円)
例えば、100円ショップのダイソーでも優秀なベッド下収納ケースが見つかります。「ベッド下収納ケースワイド(フタ付き)」は550円(税込)という手頃な価格ながら、十分な容量があります。
- サイズ(約): 幅54cm × 奥行40.5cm × 高さ13.5cm
- 一般的なシングルベッド(幅約97〜100cm、長さ約195cm前後)なら、横に2つ、縦に2~3列並べて4~6個程度置ける計算になります ※ベッドの脚の位置などにより異なります
ベッド下収納ケースワイド(フタ付き) – 100均 通販 ダイソーネットストア【公式】
忘れずに!湿気対策で大切な衣類や本を守る
ベッド下は湿気がこもりやすい場所でもあります。衣類や本、精密機器などを収納する場合は、除湿剤を一緒に入れたり、すのこを敷いて通気性を確保したりするなどの湿気対策を忘れずに行いましょう。
何をしまう?ベッド下収納に最適なアイテムリスト
では、具体的にどんなものをベッド下に収納するのが良いのでしょうか? 基本ルールは「めったに使わないけれど手放せないもの」を一括で管理することです。
📍ベッド下収納に適したもののカテゴリー例
- 季節もの
- シーズンオフの衣類(セーター・コート・水着など)
- 季節家電(扇風機・ヒーター・加湿器など)
- 寝具(毛布・タオルケット・客用布団など)
- イベント用品(クリスマスツリー・雛人形・ハロウィングッズなど)
- 思い出の品
- アルバムや写真
- 手紙や日記
- 子どもの作品(絵・工作など)
- 趣味のコレクション(長期間飾らないもの)
- ストック類
- 防災グッズや非常食
- トイレットペーパーやティッシュペーパー、洗剤などの日用品の予備
- 掃除道具のストックやパーツ類
- 使用頻度の低いもの
- 来客用の食器やカトラリー
- たまにしか使わないカバンや旅行用品
- 昔の書類や本(処分はできないが頻繁には見ないもの)
- いつか必要になるかもしれないケーブル類
- いただきものや未使用のセット品(タオル、石鹸など)
捨てられないけれど家には置きたくないもの
例えば、趣味の創作品や大量の思い出の品など、どうしても手放せないけれど自宅の収納スペースを圧迫するものは、
宅配トランクルーム(例:サマリーポケットなど)に預けるという選択肢も検討してみましょう。
もっと快適に!ベッド下収納活用の3つのコツ
ベッド下収納をより効果的に、そして楽に続けるためのコツをご紹介します。
「とりあえずボックス」でOK!細かく仕分けすぎない
「あまり使わないアイテム」は、無理に細かく仕分ける必要はありません。
大きめのカテゴリーでざっくりとまとめ、「季節もの」「思い出の品」のようにラベルを貼っておくだけで十分です――自分が分かりさえすれば問題ないなら、ラベルだってなくてもOK!――細かく分類しすぎると、かえって管理が面倒になり、長続きしにくくなります。
「迷ったらベッド下」のルールを徹底する
「これはどこにしまおう…」と置き場所に迷うものが出てきたら、「とりあえずベッド下へ」というルールを決めておくと、片付けの際の迷いが減り、スムーズに進みます。
使い切れるものは「すぐ使う」のも片付けの近道
ベッド下に入れる前に、これは今すぐ使えるかな? と考えてみるのも一つの手です。
例えば、掃除中に見つかった入浴剤やフェイスパック、お茶のティーバッグなどが少量であれば、その日のうちに使ってしまいましょう。そうすれば物を減らすことができ、収納スペース自体が不要になる場合もあります。
【実践例】リモートお片付けサポートでも効果大!ベッド下収納の威力
実際にリモートお片付けサービスを利用された方の中にも、ベッド下収納を活用して効果を実感された方がいらっしゃいます。
ある相談者さんは、週に1回・90分のオンラインセッションで「1週間分の散らかり」をリセットし、「翌週まで片付いた状態を70%維持できるように、整理整頓できる仕組みをつくり、週に1度片付ける」ことを繰り返しています。その中で特に効果が高かったのが、
「頻繁に使わないものを一括で片付ける → ベッド下収納に入れておく」 という方法でした。
使用頻度の低いものが出しっぱなしになっていると、視界に雑然とした印象を与え、「片付いていない感」が強まってしまいます。そうなると「…どうせ片付いてないし、今わざわざ片付けなくてもいいや!」という思考になってしまいがち。
まずは、こうした出番の少ないアイテムから『優先的にベッド下にまとめる』ことで、空間をスッキリさせることができたのです。
ベッド下収納で「散らかりにくい部屋」と「心の余裕」を手に入れよう
ベッド下収納は、デッドスペースを有効活用し、部屋を手軽にスッキリさせることができる非常に便利な方法です。特に、ADHD特性を持つ方が整理整頓を続けるためには、めんどうを最小限にしつつ、長期的に維持しやすい仕組みを作ることが大切です。
まずは無理のない範囲で、「要らないものを少しずつ処分する」「使わないけれど捨てられないものをベッド下にまとめる」といったステップから始めてみましょう。
一度に大きく変えようとすると疲れてしまいがちですが、「週1回の片付けでリセット」「残りの日は7割キープ」といった目標を立てて少しずつ進めれば、やがて『散らかりにくい仕組み』ができあがります。
自分だけではなかなか進めづらいと感じる場合は、リモートお片付けなどのオンラインサポートを活用してみるのもおすすめです。ぜひ、ベッド下収納を試して、快適な空間と心の余裕を手に入れてください。
✍オンラインカウンセリング「あたらしい今日」主宰・カウンセラー真由